2006年12月18日(月)「しんぶん赤旗」
08年国会に消費税法案
来秋に増税議論 自民税調会長が示唆
NHK番組
自民党の津島雄二税制調査会長は十七日、NHK「日曜討論」に出演、消費税増税法案の提出時期について、早ければ二〇〇八年の通常国会になることを示唆しました。
津島氏は討論の席上、司会者から「法案を出すタイミングは、再来年(〇八年)の通常国会あたりか」と聞かれ、「早くてもそうだ」と答えました。
自民、公明両党は与党税制「改正」大綱で、〇七年秋以降、早期に、本格的かつ具体的議論をおこない「〇七年度を目途に、消費税を含む税体系の抜本的改革を実現させるべく、取り組んでいく」としています。津島氏の発言は、来秋以降の議論で、消費税増税を具体化していく方向を明確にしたものです。
また、公明党の井上義久税制調査会長は、「(基礎年金の国庫負担割合を)二分の一に引き上げるためにはかなりの財源不足がある」とのべ、その上で、「消費税を含む税体系の議論をしなければいけない」とのべました。