2006年12月21日(木)「しんぶん赤旗」
1割負担を全額補助
三重・大紀町 自立支援法で県内初
三重県大紀(たいき)町が、障害者自立支援法でサービスを利用する障害者に義務付けられた一割負担を町で全額補助することが二十日、明らかになりました。
同日開会した定例町議会で柏木広文町長が「障害者福祉サービス利用者負担軽減補助金」制度を同議会に提案し、説明したもの。三重県では、松阪市が十月から、利用者一割負担の半分を助成する制度を実施していますが、全額補助は県内初。補助金は十二月一日にさかのぼって支給されます。
自立支援法をめぐって大紀町議会では、日本共産党の大東政司議員が再三、障害者の負担を軽減するよう要求。町内の障害者団体も、五百人を超す署名を集めて町に軽減措置を求めていました。