2006年12月23日(土)「しんぶん赤旗」
各界連 全国いっせい行動
“大企業減税やめて”
増税反対行動 全国で始まる
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消費税廃止各界連絡会は二十二日、「『逆立ち税制』改めよ」「大増税中止」をかかげて、全国いっせい行動をスタートさせ、東京・新宿駅西口で宣伝、署名行動をおこないました。札幌、横浜、神戸の各市などでも、道県各界連が繁華街で宣伝しました。
新宿での宣伝には、サンタクロースの仮装が登場。各界連が作製した新リーフレット「本当に必要? 消費税大増税」を配布し、消費税の増税に反対する国会請願署名を呼びかけました。各家庭の増税額が分かるパソコンによる負担増シミュレーション(各界連作製)も行いました。九団体から三十一人が参加し、八十人から署名が寄せられました。
署名した東京都豊島区の女性(56)は、「私たちの生活を脅かす消費税増税は許せない。大企業減税なんてとんでもないことです。もうけている大企業から税金をとって、中小企業や個人経営者に減税してほしい」と話します。
宣伝では、各団体の代表が訴えました。日本共産党の小池晃参院議員は「庶民の生活が苦しいときに、与党が真っ先に打ち出してきたのが大企業減税です。格差拡大をすすめるやり方を絶対に許すわけにはいきません」とのべ、政府の消費税増税計画を批判。来年のいっせい地方選、参院選で増税反対の声を広げてほしいと呼びかけました。
シミュレーションで、消費税10%、定率減税廃止を含めて四十万円以上の増税になる人もいて、「生活できない」「税金をまけるところが逆だ」との声が上がりました。
全国いっせい行動は二十五日までの四日間。各地で宣伝・署名行動やデモ行進などをくりひろげます。