日本共産党福岡県委員会は福岡、北九州両市で五日、維持管理や生活にかかわるトラブルが続出している分譲マンション問題の懇談会を、大森猛衆院議員(党国会議員団マンション問題対策委員会責任者)を迎えて開きました。両会場とも、居住者や管理組合役員、管理人ら約七十人が参加。問題点や意見、要望が相次ぎ出されました。
小沢和秋衆院議員の開会あいさつのあと大森衆院議員が国会に政府が提出を予定している「区分所有法改正案」を中心に報告し、党のマンション政策を分かりやすく説明しました。福岡市の分譲マンションは約十四万戸(二〇〇一年)、北九州市は約五万戸(〇二年)。マンションが都市型居住の主流となるなか、永住する人もふえています。
参加者からは「窓を開けていると部屋の中がススで汚れる」「車の交通量が多いため、排ガスでアルミの手すりの根もとが腐った」など、工場や車による大気汚染を危ぐする声が出されました。
また、「いろんな問題が出されて参考になった。こうした問題をメールなどで集約して検索できる体制づくりが必要だ」「問題が発生したときに一致協力できる体制づくりと居住者が主体性を持ってマンション問題に取り組んでいけるようなネットワーク化をすすめてほしい」との要望が出されました。
しんぶん赤旗
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