〈答え〉 日本共産党は、「いじめ」問題や性的退廃の深刻化、青少年による犯罪の多発など社会の病理現象が広がるなかで、国民の不安をくみあげ、ともに克服する運動をすすめるとともに、人間をおとしめ、粗末にする風潮とたたかい、健全な市民道徳を形成する先頭にたつことを党の大会で決めています(一九九七年)。大会では、日本共産党が、民主的な社会の形成者にふさわしい市民道徳を身につけるための教育を重視し、提唱してきたことをあげ、そのことの意義を強調しました。
そのおもな内容は、以下のようなものです。
これらは、いずれも憲法と教育基本法から導き出される内容です。森首相の教育勅語賛美発言が問題になっていますが、勅語の道徳は、天皇のために命を捨てよという忠君道徳を基本にした身分序列の臣民社会の道徳であり、いま一番必要な命の大切さを説く項目はもちろん、人権や平等の大切さもありません。党が提唱する市民道徳の最初が生命尊重であることと好対照をなしています。 (豊)
〔2000・5・28(日)〕
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