日本共産党

参院比例代表選挙の投票の仕方は?

 2001年4月 4日(水)「しんぶん赤旗」


 〈問い〉 参院の比例代表選挙の投票の仕方について教えてください。「○○党 □□」と、政党名と候補者名をあわせて書くとどうなりますか。(大阪 Y・Y)

 

 〈答え〉 参議院の比例代表選挙は、これまで政党名を書いて投票してきました。ところが昨年秋、「自民党」と国民に書いてもらう自信がなくなった自民党が、公明党などとともに党利党略で選挙制度の改悪を強行しました。その結果、参議院の比例代表選挙は、政党名でも候補者名でも投票できるようになりました。この制度を「非拘束名簿式」の比例代表制といいます。

 「非拘束名簿式」では、各党が候補者名簿を順位をつけず提出し、政党名と候補者名で投票した両方の票を合計して各政党の得票を決めます。この得票数にもとづいて各党の獲得議席数が決まります。当選者は、各党の獲得議席数の枠のなかで、個人票の多い候補者順に決まります。

 ご質問の政党名と個人名の両方が記された投票は、有効です。例えば、「日本共産党 ○○」と記載された票は有効で、「○○」候補への投票とみなされ、日本共産党の得票総数としてカウントされます。また、「日本共産党の○○」や「○○の日本共産党」なども有効です。もちろん、政党名と候補者名が異なった党派の投票は、無効票となります。

 以上のように政党名でも、候補者名でも、また両方が書いてあってもそれぞれ有効票となりますが、日本共産党は、一月五日に全国都道府県委員長会議を開き、「非拘束名簿式」のもとでも、「日本共産党」と「政党名」での投票をお願いすることを決めました。それは、参議院比例代表選挙の制度がゆがめられたとはいえ、政党を選ぶ選挙だからです。知名度抜群で、国民とともに、よごれた自民党政治を変える確かな力である日本共産党こそを選択してほしいからです。もちろん、候補者名での投票を望む方があれば、これも歓迎します。

(は)

〔2001・4・4(水)〕


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