2001年6月27日(水)「しんぶん赤旗」

　主要政党の収支の状況は？

　〈問い〉　主要政党の収入、支出の状況はどうなっているのか、金額も含めて教えてください。（大阪　Ｈ・Ｋ）

　〈答え〉　各政党の収入、支出の状況は、一九九九年政治資金収支報告書（旧自治省が昨年九月に公表）で知ることができます。

　日本共産党の収支は、収入三百二億三千八百万円、支出二百九十九億三千二百万円。日本共産党は、政治腐敗の根源である企業・団体献金の禁止、思想・良心の自由をふみにじって国民の納める税金を支持していない政党にまわす政党助成金の廃止を主張し、受け取りを拒否しています。党の収入は、党費、機関紙誌等事業収入、個人からの寄付など、党員と国民から寄せられる浄財で成り立っています。また、収入・支出の圧倒的部分を機関紙誌等の事業活動が占めており、機関紙誌を中心に草の根から国民と結びついて活動する党の財政活動の特徴を反映しています。

　自民党の収入は二百五十億一千万円（政党助成金百四十八億九千万円）、支出は百九十六億四千万円。政党助成金を除く収入百一億二千万円のうち、四七・八％を国民政治協会を通した企業・団体献金（四十八億四千万円）が占めます。

　公明党の収入は百六十九億四千万円（政党助成金三十三億三千万円、二〇％）、支出は百五十七億二千万円。企業・団体献金は支部段階で受け取っており、同党衆院比例区東京第一総支部は、六十一社から一千万円の企業献金を受けています。

　民主党の収入は八十四億五千万円（政党助成金六十九億二千万円、八二％）、支出は六十一億五千万円。企業・団体献金は、国民改革協会などを通じ、二億五百万円を受けています。

　社民党は収入三十八億七千万円（政党助成金二十一億一千万円、五五％）、支出三十八億四千万円。自由党は収入三十二億一千万円（政党助成金二十七億九千万円、八七％）、支出十四億一千万円です。（豊）　

〔２００１・６・２７（水）〕