2002年1月30日(水)「しんぶん赤旗」
〈問い〉 このごろ「温かい人間集団」という言葉を日本共産党の演説などで見聞きするのですが、どういうものなのですか。(新潟・一読者)
〈答え〉 日本共産党は人間が大切にされる温かい社会をつくるため活動する党として、党自身が党員一人ひとりの生きるよりどころ、心のよりどころとなる、温かい人間集団になるように努力しています。支部をはじめとする党組織では、参加する一人ひとりの党員が大切にされ、お互いに学びあい協力しあい、活動や私生活で困難に遭遇した時には親身に助け合いながら活動をすすめています。
労働者の人権を無視したリストラ・首切りの横行や、「貸し渋り」「貸しはがし」の黙認など中小企業を倒産に追い込む経済運営、医療費の引き上げをはじめとする社会保障の改悪などにあらわれているように、ゆきづまった自民党の政治によって、いまほど人間が粗末にされる社会はありません。
日本共産党は、このような社会を正し、人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会をつくるため活動している政党です。
その立場で、党は創立以来、「国民が主人公」の信条のもとに、平和・民主主義・くらし擁護など、つねにその時々の国民の切実な利益の実現と社会進歩の促進のためにたたかってきました。
このように、日本共産党は自分のためだけでなく、日本と世界の人びとの幸せのために活動し、私心なく国民のためにがんばっている政党であるからこそ、党自身が本当に人間らしい信頼にむすばれた温かい人間集団になることができるし、そのために努力しているのです。
党員の要求や悩みの多くは国民のそれと共通しており、その解決は、国民の要求や悩みの解決につながっています。党員同士が温かい人間関係をきずき、助け合うことを、こういう面からも重視しています。(紀)
〔2002・1・30(水)〕
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