青年キャンペーン“ゴール”
本音トーク各地で共感 市田氏ら訴え
参院選の前進に向けて東西二コースで実施していた「全国縦断 日本共産党 青年・学生キャンペーン」は二十六日、西回りコースが広島県で終結し、同日、東京都渋谷区でしめくくり演説会が行われました。青年たちとともに、市田忠義書記局長、谷川智行参院比例候補が演説にたち、日本共産党への支持を訴えました。
「キャンペーン」は六日にスタートし、「若者ホンネ言っちゃおCAR」二台が、沖縄を除く全県を走行。走行距離はのべ一万?、宣伝個所は二百二十を超えました。
各地で弁士をつとめた青年はおよそ二百人で、大半が「キャンペーン」を機に弁士デビューした人たちです。創意工夫した宣伝、みずからの切実な思いを語った演説が各地で注目、共感を集めました。
市田氏は、「ネットカフェ難民」など若者の間に広がる「貧困と格差」の実態を告発し、「人間としての尊厳も権利も奪われた人びとを生み出す社会でいいのかが今度の選挙で問われている」と指摘。若者を「使い捨て」にする働かせ方をやめさせ、正社員になれる道を保障することや、最低賃金を時給千円以上に引き上げるなどの政策を示し、参院選で「日本共産党を躍進させていただいて、人間らしい働き方のできるまともな社会をめざそう」と訴えました。
二人の青年が発言。「日本共産党といっしょに日本をかえるネットワーク東京」の女性は、不当解雇された友人を例に無法な職場の実態を告発。「共産党といっしょに働く者の権利が守られる社会に」と力を込めました。
市田氏の話を聞いていた東京都狛江市のフリーターの三十代の男性は「将来、不安。大企業はもうけ、労働者はたいへん。最低賃金千円以上はぜひ実現してほしい」と話していました。
( 2007年06月27日「しんぶん赤旗」)
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