2008年7月30日(水)「しんぶん赤旗」
農業危機突破 ともに
決起大会成功へ懇談
北農中央会が共産党に要請
北海道
肥料や原油、生産資材高騰により農業経営が危機に直面している問題で、JA北海道中央会(北農中央会)は八月二十一日に札幌市で「全道農業危機突破総決起大会」を開きます。大会の成功へ同中央会代表が二十九日、日本共産党北海道委員会を訪ね、協力を要請し、懇談しました。
訪問したのは、中央会の平山雅彦農業振興部長、小南裕之農業企画課長。党道委員会からは、青山慶二書記長、石橋哲郎副委員長が応対しました。
平山氏は「原油高と資材高騰には非常な危機感を持っています。実態を行政や道民にアピールするため、全道から五千人を集めて総決起大会を開きます。当日、国会議員の方にごあいさついただきたい」と要請しました。
青山、石橋両氏は、燃油・灯油高問題で道内の農協、漁協、生協の三協同組合が百万人署名を開始したことに敬意を表し、「私たちも農・漁・民生用の燃油・灯油高騰対策で署名を準備しています。国会の日程も調整し、出席させていただきます」と応じました。
平山氏は「農業危機は国民全体の生活にも影響を及ぼします。需給と無関係の投機マネーによる危機で、現場は大変困っています」と実態を説明。青山氏らは「投機マネーの暴走は超党派で取り組むべき問題です。国際的な協調の力で投機マネーを規制する実効ある行動に踏み出すよう、日本共産党も頑張ります」と語りました。
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