日本共産党

2003年12月7日(日)「しんぶん赤旗」

若者を戦場に送らない

イラク派兵阻止へ宗教者も市長も



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 イラクに自衛隊を派兵するための「基本計画」決定を急ぐ小泉内閣、自民・公明与党にたいして六日、全国各地で日本共産党の支部、議員らが、広範な平和・市民団体とともに「イラク派兵反対、中止」を訴えて宣伝、署名、デモなどに取り組みました。「なにがなんでも自衛隊派遣という政府はおかしい」「ふたたび戦場に送ってはだめ」など市民から大きな共感の声が寄せられています。




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イラク派兵反対を訴えてデモ行進する宗教者や市民のピースウオーク=6日、滋賀県大津市
 滋  賀
120人ウオーク

 滋賀県大津市で六日、自衛隊のイラク派兵反対、米英占領軍の撤退を訴える市民約百二十人がピースウオークに参加しました。三井寺の福家俊明長吏ら宗教者や学者、平和団体代表がよびかけたもの。堅田教会の川端諭牧師は、「軍隊を外国へ送れば不幸な事態が広がります。イラクへ自衛隊を送るな、と行動しましょう」と訴えました。

 女子高校生も「戦争に反対です。文化祭で劣化ウラン弾の被害をビデオで訴えています」。板坂修滋賀大学名誉教授は「いてもたってもいられない気持ちで参加しました。派兵差し止めの行動を」と訴えました。


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自衛隊派兵に反対する署名、宣伝で青年に署名を呼びかける人たち=6日、埼玉県春日部市
 埼  玉
党支部が宣伝行動

 埼玉県春日部市の日本共産党各支部は六日、春日部駅前でイラクへの自衛隊派兵に反対して署名宣伝を行いました。宣伝には、高原美佐子前県議や市議団など十七人が参加。高校生や中学生、お母さんからお年寄りまで足を止めて「絶対反対です」「小泉さんが行けばいい」「もっと日本人は怒らないと」と次つぎに署名、一時間で百二十五人が協力しました。

 野田市から娘と買い物にきた泉谷美智子さん(49)は「三人の子どもがいますが、イラクに行くなんて絶対反対」、越谷市の高校一年生の若林明洋さんは「おじいちゃんがいつも戦争の話をしていました。恐ろしい戦争にいかされたり、テロの標的にされたりするのは嫌」と語っていました。

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