2004年12月22日(水)「しんぶん赤旗」
 国立大授業料の標準額値上げ撤回を文部科学省に求める（左から）石井、小林議員＝21日、文科省内 |
日本共産党の石井郁子副委員長・衆院議員と小林みえこ参院議員は二十一日、来年度予算原案で国立大学授業料標準額の一万五千円引き上げが打ち出されたことにたいし、値上げ案を撤回し、高等教育への公費負担を抜本的に増額するよう、文部科学省に緊急に申し入れました。
応対した泉紳一郎高等教育局担当審議官は、予算原案について「国立大学協会などから学生納付金を値上げしないよう要望があることは承知しているが、私大との均衡を考えるとやむをえない」と説明しました。
これにたいし小林氏は「私大学費はそもそも高く、そこに合わせるのは、後退した均衡論だ」と厳しく批判しました。
石井氏は、予算原案では私学助成も削減していることを指摘。「すでに家計負担は限界に達しており、これ以上値上げすれば、学生の進学機会を保障できない恐れもでてくる。撤回すべきだ」と主張しました。
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