2018年2月3日(土)

茂木氏の行為は脱法

笠井氏が強調　買収禁止の趣旨逸脱

（写真）記者会見する笠井亮政策委員長＝２日、国会内

　日本共産党の笠井亮政策委員長は２日、国会内で記者会見し、同日の茂木敏充経済再生担当相の秘書らによる線香配布問題についての対政府ヒアリング（聴取）に参加した感想を問われ、「６野党が合同で行ったことは有意義なことだった」と強調しました。

　笠井氏は、氏名を明示しない形での茂木氏側の線香配布は、買収を禁じる公職選挙法の立法趣旨から逸脱して法の網をすり抜ける脱法行為であり、「国民的にも非常に強い怒りと関心を呼んでいる」と強調。過去には議員辞職の例もあると指摘し、「今回の場合も議員辞職は当然だ」と主張しました。

　その上で、衆院予算委の審議の合間の昼休みのなかでの短時間のヒアリングだったことにふれつつ、終了後に参加議員から「もっと突っ込んでやりたい」との声が上がったことを紹介。「安倍晋三首相の任命責任を含め、国会でも野党で力を合わせて徹底追及していきたい」と表明しました。