しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年2月9日(金)

雇い止め防止徹底を

宮城 高橋議員が労働局聞き取り

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(写真)労働局からヒアリングする(右から)中嶋、天下、高橋、舩山各氏ら=8日、仙台市宮城野区

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は8日、宮城県内の雇用情勢や労働環境改善の取り組みなどについて、宮城労働局でヒアリングしました。天下みゆき、中嶋廉両宮城県議と舩山由美県常任委員らが同行しました。

 雇用環境・均等室の渡辺安子室長が、4月から始まる改正労働契約法の「無期転換ルール」周知や、特別相談体制の取り組み状況を報告しました。

 高橋議員は、宮城大学や東北大学の雇い止め問題を例に「労働者が把握していない就業規則の変更・悪用などさまざまな問題がある。個別の問題だから、では済まさず、厳しく対応すべきだ」と述べ、無期雇用への転換を避けるための雇い止めなどが起きないよう徹底することを求めました。

 県内の雇用失業情勢について職業安定部職業安定課の斉藤久仁浩課長が、有効求人倍率などは高水準にあることを説明しました。

 高橋議員は、雇用状況の好転ではなく人手不足が深刻となっている実態を指摘。担当者は、介護、福祉、建設など各分野で人材が不足していると認め、引き続き対策に取り組んでいくと説明しました。

 労働基準部監督課の斉藤俊一課長が、事業所への監督指導など、長時間労働是正に向けた取り組み状況を説明。330事業所に監督指導を行い、162事業所(49・1%)で違法な時間外労働を確認し是正指導を行ったと報告しました。

 ヒアリングのあと、高橋議員らは宮城県労働組合総連合を訪れ、ヒアリング内容を報告し懇談しました。


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