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2018年2月13日(火)

内部留保使い賃上げを

愛知 トヨタ本社前など 800人総行動

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(写真)内部留保活用による大幅賃上げや無期転換実施を求めるトヨタ総行動参加者たち=12日、愛知県豊田市

 日本でもっとも内部留保をためこむ大企業トヨタに対して、春闘で大幅賃上げや、有期雇用労働者の無期雇用転換を求める第39回トヨタ総行動(同実行委員会主催)が12日、愛知県豊田市で行われました。祝日でも出勤日のトヨタ本社前を600人がデモ行進し、早朝の通勤時宣伝などに800人が参加しました。

 トヨタは20兆9659億円もの内部留保をためこみ、今年度の純利益を2兆4000億円と見込んでいます。

 集会の主催者あいさつで愛知県労働組合総連合(愛労連)の榑松(くれまつ)佐一議長は、「私たちは内部留保活用を訴え続けてきたが、いまや経団連や安倍政権までいうようになった」と強調。非正規雇用問題について「契約に6カ月のクーリング(空白)期間をつくって、無期転換逃れの脱法をしている」と批判しました。

 3人が決意表明。09年に亡くなった夫=当時40歳=の過労自殺認定裁判をたたかう女性(49)は「プリウスのプロジェクトが大変だと話していた。上司からもパワハラで追いつめられた。労災認定まで頑張りたい」と強調しました。

 岡崎民主商工会の林浅吉会長は「3次下請け業者は単価切り下げでタダ同然で働き、廃業した」と告発し、利益を下請けに還元するよう訴えました。東京公害患者と家族の会の増田重美事務局長が発言しました。

 全労連の橋口紀塩事務局長代行、日本共産党の本村伸子衆院議員があいさつしました。共産党豊田市議団をはじめ西三河の地方議員団が参加しました。


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