2018年2月14日(水)
食と農の展望考える
北海道旭川 共産党が集い開く
紙・畠山氏発言
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北海道の日本共産党旭川地区委員会は12日、「食と農のつどいin旭川」を旭川市で開きました。前日の音更(おとふけ)町でのつどいに続いて岡山大学大学院の小松泰信教授が講演し、農協や自治体関係者ら200人が熱心に耳を傾けました。
小松教授は「“農は国の基”農業・農村の展望を語る」と題して講演。「いま食と農が断絶しています。消費者は生産者のことを想像できません。生産者も消費者のことを想像できる環境にありません」と述べ、その中で日本共産党綱領には「自分が学生に教えていることとまったく同じことが書かれています」と強調。同時に、党の農業再生プランの四つの提言を紹介し、日本共産党への期待と同時に、JAとの連帯、自治体との連携の可能性を広げていくことへの期待を述べました。
旭川市の浅利豪農政部長が旭川農業について就農者不足が最大の課題で、野菜づくりなど人手がかかる就農者が大きく減少していると報告。あさひかわ農協の白鳥隆志組合長は農協の果たす役割を示し、「国民全体で食と農について考えていきます」と語りました。
畠山和也前衆議院議員が主催者あいさつ。紙智子参院議員が「長年農業や農村は食料を供給するだけでなく、国土や文化を支え、多面的な役割を果たしてきましたが、それらの機能が失われかねません。安倍農政の転換へ声をあげ、共同を広げることが大事です」とよびかけました。
参加者からは「今日の講演は楽しく聞けました。日本の農業を守ることを考える学習を今後もしたい」と感想が寄せられました。