2018年3月4日(日)
“もり・かけ”封じ 許すな
市民1500人が集会・デモ 財務省前など
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「森友学園」「加計学園」疑惑に怒る市民が3日、財務省と国税庁前で、安倍晋三首相、麻生太郎財務相、佐川宣寿国税庁長官に向けて「疑惑封じは許さない」と声を上げ、1500人(主催者発表)が参加ました。集会後、デモ行進をしました。主催は「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」。
2歳の子どもと参加した同練馬区の女性(44)=会社員=は「国会審議のプロセスを破壊して首相の友人を優遇させるなんて、労働者や国民のことを全く考えていない。法治国家のやることではない」と憤りました。
東京都中野区の男性(54)=団体役員=は「『許せないぞ』という国民の声を突きつけに来ました。国会に全ての関係者を喚問すべきです」と語気を強めました。
「市民の会」のメンバーで児童文学作家の佐々木江利子さんは、省庁が集まる霞ケ関の郵便局を利用しようとしたとき、安倍首相を批判する政治的なプラカードやバッジは外すよう言われたといいます。「民営会社にも安倍首相への忖度(そんたく)が及んでいるのかとおどろいた。民主主義や表現の自由がおかしくなっている」と指摘しました。
「ガチの(真剣な)保守」という同渋谷区の男性(41)は「今回の疑惑に限らず、安保法制、TPP、共謀罪など保守派から見ても安倍政権は許せない。辞めてほしい」と話しました。