2018年3月9日(金)
国際女性デー中央大会
「働き方改革」「安倍改憲」止めよう
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2018年国際女性デー中央大会(主催・同実行委員会)が8日、東京都内で開かれ、「平和でこそ女性の人権が守られる」「9条改憲ストップ」「働き続けられるルールを」と訴えました。
柴田真佐子実行委員長(日本婦人団体連合会会長)は、日本の男女平等度が144カ国中114位と低く「格差は是正されていない」と強調。正規・非正規雇用間の格差などを容認する「働き方改革」を批判し、誰もが人間らしく働けるルール確立を訴えました。平和と権利を守り、9条改憲阻止へ「3000万人署名」を広げようと呼びかけました。
集会には約600人が参加。日本共産党の吉良よし子参院議員らが来賓あいさつ、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが講演しました。平和、教育など各分野でたたかう女性が発言。賃金格差是正などを求める決議を採択しました。
日本共産党の志位和夫委員長、自由党の小沢一郎代表、「沖縄の風」の糸数慶子代表がメッセージを寄せました。
2018年国際女性デー中央大会
志位委員長のメッセージ
8日、東京都品川区で開かれた「2018年国際女性デー中央大会」に、日本共産党の志位和夫委員長がメッセージを寄せました。全文を紹介します。
春の息吹とともに、女性のわきあがるエネルギーを大きく結集した、3・8国際女性デー中央大会に、心からのお祝いと連帯のごあいさつをおくります。
日本の社会進歩のうえで、女性のたたかいが大きな歴史を刻んできました。今年は米騒動から100年、日本で初めて国際女性デーが取り組まれてから95年です。戦後の主権在民、恒久平和と戦争放棄、両性の本質的平等をかかげた憲法の成立は、こうした国民と女性のたたかいによってかちとられたものです。
いま女性のみなさんは、人間としての尊厳を求めて立ち上がり、現実に社会を動かしています。セクハラや性暴力の被害に「#Me Too」と勇気をもって告発し、人権を確立するたたかいでも、格差と貧困の拡大、社会保障削減など、命と暮らし、女性の権利を脅かす政治にも「差別NO」の行動が広がっています。
安倍政権による、戦後日本社会の土台そのものを揺るがす憲法9条改憲の攻撃が、いよいよ現実的になってきています。安倍9条改憲をストップさせるうえで、女性のみなさんの草の根からの粘り強い取り組みが全国の運動を励ましています。
2018年国際女性デー中央大会の「改憲ストップ」「核兵器なくそう」「世界の女性と手をつなぎ、ジェンダー平等へ」のスローガンを私たちも共有し、その実現に向けて、野党と市民の共闘のいっそうの前進のため、全力で奮闘することを決意しています。
2018年3月8日
日本共産党幹部会委員長 志位和夫