しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年3月18日(日)

高プロ撤回へたたかう

東京・新宿 エキタスが大街宣

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(写真)「残業代ゼロ」制度の撤回を訴えるエキタスの街頭宣伝=17日、東京・新宿駅東口

 労働問題に取り組む若者グループ「エキタス」は17日、東京・新宿駅前で、「すべての働く人たちのための新宿アルタ前大街宣」を行い、「働き方改革」一括法案から削除される裁量労働制拡大とともに、高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ制度)も撤回せよと訴えました。

 労働者、過労死遺族、学者、日本共産党、立憲民主党、民進党の国会議員が次つぎスピーチ。エキタスメンバーのひとりは、「ワタミ創業者の渡辺美樹自民党参院議員が『週休7日が幸せなのか』と過労死遺族を侮辱した。ふざけるな。みんなもっと休みたいに決まっている」と強調しました。

 裁量労働制のデータねつ造を指摘してきた上西充子法政大学教授は、「『働き方改革』を長時間労働是正にみせかけ、危険な高プロを導入しようとしている」と指摘しました。

 東京過労死家族の会の中原のり子代表は、「渡辺議員の質問は自民党の指示だった。高プロ削除のためたたかう」と強調しました。

 過労死したNHK記者、佐戸未和さんの母親、恵美子さんが、「未和のかわりに若いみなさんが生きてください。働く人の命と健康を守る法律をつくってください」と訴えると、涙ぐむ参加者もいました。

 日本共産党の吉良よし子参院議員は、「佐戸さんは、亡くなる直前、私を取材し、『ブラック企業をなくせ』という訴えをノートにビッシリ書いていた。こんな過労死を増やす安倍政権の働き方改革を許さない」と述べました。山添拓参院議員も参加しました。


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