しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年3月26日(月)

「銃規制を」 全米100万人

高校生呼びかけ、デモ800カ所以上

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(写真)24日、ワシントンで銃規制強化を求める「命のための行進」の参加者(池田晋撮影)

 【ワシントン=池田晋】銃による悲惨な事件が相次ぐ米国で24日、銃規制強化を求める「命のための行進」が各地で行われ、100万人が参加しました。首都ワシントンには約80万人(主催者発表)が参集。ニューヨークやロサンゼルスなど主要都市に加え、海外にも連帯が広がり、800カ所以上(同)でデモが行われました。

 デモを呼び掛けたのは、2月に17人が死亡する銃乱射事件が起きた南部フロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちです。

 連邦議会前で開かれた集会では、同高校の生徒らが次々に登壇。キャメロン・カスキーさんは「私たちのためにたたかって。さもなければ、用心してほしい。選挙はすぐそこだ」と訴えました。

 2月の事件後、普通の高校生らが友人や先生を失った悲しみを二度と繰り返したくないと始めた「ネバー・アゲイン」運動が、ソーシャルメディアなどを通して拡散。事件から1カ月余りの間に、若者を中心にした全米規模のデモがこれまで複数回行われ、今回、最大規模となりました。

 参加者は、抜本的な銃規制に動かない連邦議会に「もうたくさんだ」「あいつらを落選させよう」と声を上げました。銃規制に反対するロビー団体「全米ライフル協会」(NRA)にも「何人子どもを殺すのか」などとコールを繰り返しました。


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