しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年4月20日(金)

牛乳異臭問題ただす

山添氏 明治の対応を批判

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(写真)質問する山添拓議員=13日、参院消費者特委

 日本共産党の山添拓議員は13日の参院消費者問題特別委員会で、学校給食用牛乳の異味異臭問題と、内閣府の「革新的研究開発推進プログラム」共同研究成果として発表された高カカオチョコレートの「脳の若返り効果」をめぐり、同府と食品大手・明治の姿勢をただしました。

 東京や埼玉などの学校で昨年、児童・教師らが明治の牛乳の異臭を訴えた問題で、立ち入り検査で原因は特定されたのかと質問した山添氏に対し、厚生労働省の宇都宮啓生活衛生・食品安全審議官は「特定されていない」と答弁。山添氏は、原因を子どもの味覚の問題だと決めつけ、再発防止策を酪農家の品質管理に押し付けた明治を批判しました。福井照消費者担当相は「特段の対応は考えていない」と後ろ向きの姿勢に終始しました。

 山添氏は、科学的根拠が不十分なまま高カカオチョコの「脳の若返り効果」を明治とともに発表した内閣府を追及。赤間二郎副大臣は「予備的な実験結果の段階で効果を示唆したと受け止められかねない」と認めました。

 山添氏は、牛乳問題では原因究明に背を向け、高カカオチョコ問題では謝罪・訂正をしない同社について「きちんと実態を把握し指導すべきだ」と要求しました。福井氏は「必要に応じ関係省庁と連携し適切に対応していきたい」と述べました。


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