2018年4月22日(日)
参院選・統一地方選勝利へ
「安倍政権に退場の審判を」
東京・北区 小池書記局長が訴え
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日本共産党の小池晃書記局長は21日、東京都北区のJR赤羽駅前で街頭演説しました。改ざん、隠ぺい、ねつ造、セクハラの真相を隠し続ける「政権運営能力のない安倍政権に退場の審判を下そう」と力説。来年の参院選で、比例で党躍進のうねりをつくり、東京選挙区で吉良よし子参院議員の再選、さらに統一地方選で同区議団の現有9議席確保を力強く訴えました。小池氏の鋭い国政批判に多くの市民が足を止め、真剣な表情で聞き入り、訴えの節々で拍手と「そうだ」の声をかけました。
街頭演説では、小池書記局長、吉良参院議員、池内さおり前衆院議員と党区議団の9氏も勢ぞろい。のの山けん区議は市民と野党の共闘の力で現有9議席を確保する決意を表明しました。大野裕之東洋大学教授が応援演説に立ちました。
小池氏は、北朝鮮が、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験の中止と核実験場の廃棄を決定したことに言及。さらにトランプ米大統領が南北首脳会談で朝鮮戦争終結を議題とすることを「強く支持する」と言ったことにふれ、「朝鮮半島の非核化と平和構築を一体に進めることは理にかなっている」と強調。対話による解決の動きが起こる一方、安倍外交が対話否定に固執し、圧力一辺倒で大破綻に陥ったことを批判し、「憲法9条を生かした平和外交こそいま日本が進むべき道です」と訴えました。
国内政治では、「森友・加計」疑惑、財務省事務方トップによるセクハラなど一連の疑惑の真相解明に背を向ける政府・与党を批判。「疑惑を解決できない政府に仕事ができるわけない。全ての資料を包み隠さずに出して、全ての関係者に証人喚問すれば真相を明らかにできる」と述べ、野党が結束して真相を究明し、内閣総辞職へと追い込む決意を表明しました。
さらに、安倍首相が憲法に自衛隊明記を狙っている問題では、イラクの「日報」隠ぺいや、幹部自衛官が野党議員に暴言を吐いた問題をあげ、「世界有数の軍事組織を政府がコントロールできていない危険な状態だ。この自衛隊にさらに大きな権限をあたえる改憲は言語道断だ」と批判しました。
安倍政権を倒すために、参院選で「比例は共産党」の声を広げぬくとともに東京選挙区で吉良氏の再選、そして統一地方選挙での勝利が必要だと訴え。さらに「昨年の総選挙、自民党はうそで塗り固めて議席をとった。もう一回やりなおしてもらおう」と述べ、次期衆院選の東京12区で池内氏の議席を取り戻そうと訴えました。
吉良氏は、自身が過労死に追い込まれたNHKの記者から取材を受けていたことにふれ、「働き方改革法案は廃案にする。来年の参院選は絶対に負けられない」と訴えました。
池内氏は、セクハラ問題をはじめ人権と尊厳を踏みにじる安倍政治への強い怒りをあらわにし、「安倍政権を終わらせて正義を実現しよう」と力を込めました。