2018年4月22日(日)
断ち切れ石炭火発資金
「アースデイ東京」が開幕
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地球環境について考えるイベント「アースデイ東京2018」が21日、東京・代々木公園で始まりました。22日まで。80以上のNGOや自治体が出展し、フェアトレード(公正な貿易)食品の販売や、電力会社を変更したい人への「電気のお悩み相談会」などを企画。初夏の陽気となった会場は、若者や家族連れでにぎわいました。
バーニー・サンダース元米大統領候補の環境政策広報を務めたビル・マッキンベン氏が「日本はいまだに石炭火力発電所の開発を進めている。化石燃料産業への資金の流れを断ち切ることに、日本は大きな役割を果たせるはず。気候変動問題という炎は、カネという酸素で燃えているのだ」と訴えました。
児童・生徒らが運営する「SDGs for School」も登場。15年に国連が採択した環境目標「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマにトークイベントなどを行いました。
高校の先生の紹介でこの活動を知り、参加したという男子高校生(16)は「(環境問題は)僕たちがおとなになった時、取り組まなければならない問題。今のうちにこの問題を知って、将来は具体的な対策を考え、実行できる人になりたい」と話しました。