2018年5月4日(金)
高橋議員 ルネサス働き方調査
山形 子会社過労死で労基署に
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半導体大手「ルネサスエレクトロニクス」の子会社工場で働いていた38歳の男性が過労死した事件で、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は2日、山形県米沢労働基準監督署を訪れ、聞き取りをしました。県労連の勝見忍議長も同席し、阿部浩志署長が応対しました。
高橋氏は、ルネサスが産業競争力強化法に基づき設立された産業革新機構から7割近い出資と引き換えに2010年から2万6000人をリストラしてきたが、現場はどんな働き方になっているのかと切り出しました。
阿部署長は「一般的には労災申請があった時に立ち入り、指導や是正勧告をしている。昨年11月の山形労働局『過重労働解消キャンペーン』で是正勧告書を交付した65事業所のうち、月80時間を超えたのが58・5%、月100時間超が43・0%あった。指導・監督を強めたい」と答えました。
高橋氏は「働き方改革」法案ではルネサスの過労死した社員は救えないと強調。現場の体制強化と過労死をなくす労基法改正を求めたいと述べました。
訪問に先立ち、本事案代理人の長岡克典弁護士と懇談しました。浜田藤兵衛参院選挙区候補、渡辺ゆり子県議らが同行しました。