しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月4日(金)

高知 持続可能な林業こそ

紙議員ら佐川町長と懇談

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(写真)自伐型林業が行われている森林を視察する(右から)中嶋、細木、紙、泉の各氏ら=2日、高知県佐川町

 日本共産党の紙智子参院議員は2日、高知県佐川町を訪問し森林経営管理法案について林業関係者らから聞き取り調査し、委託型林業でなく、自家伐採や小規模機械による林業(自伐型林業)の現場を視察しました。橋元陽一町議、細木良・高知市議が同行しました。

 一行はまず、愛媛大学の泉英二名誉教授や自伐型林業推進協会の中嶋健造代表理事らと懇談。同法案について、「皆伐によって、山が荒廃する」「意欲と能力のある林業経営者から自伐林家などは外されるのではないか」などの批判や懸念が出されました。この後、一行は同町内の自伐型林業が行われている森林を視察しました。

 続いて、同町の堀見和道町長と懇談。堀見氏は、町の面積の半分を占める人工林を生かすために小規模自伐型林業に取り組んできたことなどを紹介し、「基本的に皆伐はしない。間伐を繰り返して持続可能な林業をしている」と強調。同法案について、「自治体がどういう林業をしたいのかが問題になる」と話しました。

 紙氏は現場の声を法案の審議に生かすことを約束しました。


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