2018年5月18日(金)
4野党と懇談 一緒に頑張る
「働き方」法案通させない
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野党は16日夜、衆院第1議員会館で、全国過労死を考える家族の会、日本労働弁護団、過労死弁護団全国連絡会議の代表らと懇談し、残業代ゼロ制度(高度プロフェッショナル制度)を柱とする「働き方改革」一括法案の強行採決を阻止するため、力を合わせることで一致しました。野党側は、日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党の議員が参加。
全国過労死を考える家族の会の寺西笑子代表は、「命令されれば、頑張って働いてしまう労働者の弱さにつけこんでいる。過労死を増やす制度をつくることは絶対に許せない」と強調。東京過労死を考える家族の会の中原のり子代表は、「強行採決を阻止してください。私たちも頑張ります」と訴えました。
過労死弁護団全国連絡会議の玉木一成事務局長は、「安倍政権は、高プロを『自律的働き方』というが、労働者の裁量も定めておらず、企業は1日24時間労働を連続させる命令も許されてしまう」と警鐘を鳴らしました。
共産党の高橋千鶴子衆院議員は、「加藤勝信厚労相は、深夜は賃金が割高になるから高プロが必要だと答弁した。それは企業の都合だけであって、労働者のための制度ではない。みなさんと一緒に頑張ります」と強調しました。