しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月20日(日)

無期転換 対応見直せ

高橋氏 「同一労働同一賃金」ただす

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=18日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は18日の衆院厚生労働委員会で、「働き方改革」一括法案がうたう「同一労働同一賃金」について、無期雇用転換との関係や派遣労働での実効性をただしました。

 高橋氏は「無期転換した労働者も保護の対象とすべきではないか」と質問。加藤勝信厚労相は「パートと有期雇用が対象なので、無期転換すると保護の対象にならない」と答えました。

 高橋氏は、無期転換した労働者が、有期雇用労働者の比較対象の「正社員」と扱われ、従来の差別待遇が固定化されると指摘し、見直しを求めました。

 派遣労働では派遣先企業が比較対象正社員について情報提供することになっています。高橋氏は「派遣先が比較対象になる労働者がいないと答えたらどうするのか」と質問。同省の宮川晃雇用環境・均等局長は「配置の範囲が違っても一部の職務が同じなど、似ている労働者の情報を提供するので、いないという答えは認められない」と答えました。

 高橋氏が「派遣先の労働者と同等の賃金になる派遣労働者はどれくらいいるのか」とただすと、宮川局長は「同等の賃金はあり得るが限定される」としか答えられず、高橋氏は「ごく少数になるのではないか」と問題視しました。

 高橋氏は、2015年の派遣法大改悪後、派遣先に直接雇用してほしいのに、派遣会社の無期雇用までしかなれない実態を示し、「職場になくてはならない労働者が、派遣のまま固定される。対応を検討すべきだ」と求めました。


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