2018年5月22日(火)
鉄路存続 責任果たせ
紙氏 北海道の農産物輸送に重要
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日本共産党の紙智子議員は15日の参院農林水産委員会で、JR北海道の路線が農産物の物流に果たす役割を強調し、国が鉄路存続に責任を果たすよう求めました。
紙氏は、2014年度は北海道から本州への陸上貨物の総出荷量504万トンのうち約半分の248万トンが鉄道だったと紹介し、JR北海道の役割について政府の認識をただしました。
斎藤健農水相は、「北海道のように広大な生産地で、鉄道の役割は大きい」と答えました。
紙氏は、財務省が北海道新幹線の赤字について、在来線の単独維持困難路線の赤字がなければ黒字が見通せるなどとセットで論じていることに対し、セット論に立つべきではないと指摘。新幹線と在来線、それぞれで改善をはかるべきだとただすと、山上範芳国交省鉄道局次長は、それぞれで「改善をはかる」と述べました。
紙氏は「JR北海道が困難になったのは、国鉄分割民営化に原因がある。国には支援する責任がある」と強調しました。