しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年5月24日(木)

米朝会談「可能性は十分」

米大統領表明 「延期」も示唆

韓国記者団を北側受け入れ

 シンガポールで6月12日に予定される米朝首脳会談について、北朝鮮が「再考」を示唆するなか、トランプ米大統領は22日、米朝首脳会談が「延期されるかもしれない」と述べたものの、「会談する可能性は十分ある」と表明しました。開催にあたっては「求めている一定の条件がある」と語り、北朝鮮が条件を満たすよう求めました。訪米中の韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との会談を前に記者団に述べました。

 韓国大統領府の報道官は会談終了後、南北の閣僚級会談が米韓合同軍事演習終了後の25日以降に再開される見通しを明らかにしました。北朝鮮は米韓軍事演習を理由に16日に予定されていた閣僚級会談の無期延長を通告していました。

 韓国統一省によると、北朝鮮は23日午前、北東部の豊渓里で25日までに予定される核実験場破棄を取材するため訪朝する韓国記者団の名簿を受け取り、同記者団は23日午後、北朝鮮入りしました。韓国の記者団は、米英中ロ4カ国のメディアの取材団とともに招かれていましたが、南北閣僚級会談の延期に伴い、記者団名簿が数回にわたり拒否されていました。


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