2018年5月27日(日)
共産党の職場学習・交流講座 山下副委員長が報告
労働者の“拠り所” 党を大きく
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日本共産党の職場問題学習・交流講座が26日、党本部で始まりました。職場支部の活動を前進させるために、すすんだ経験を学び合い、困難の打開の方向を探求するものです。全国の職場で活動する党員、県・地区役員らが参加しました。2日間の日程です。
報告した山下芳生副委員長は、職場で非正規雇用が増え、長時間労働がはびこるなど、「人間らしい雇用と労働が根底から破壊されている」と強調。職場がまともな役割を果たせなくなり、企業と社会の発展の障害となっていると語りました。
背景に財界・大企業の経営戦略と自民党政治があると指摘し、要求実現のたたかいと労働組合のなかでの奮闘を呼びかけました。
党綱領の「ルールある経済社会」への転換が労働者から求められており、「こんな職場を目指します」「党員の苦しみは労働者の苦しみ」と取り組む、党員と党支部の存在が労働者から歓迎されていると紹介し、「労働者の“拠(よ)り所”となる党の灯を明るく大きくしよう」と述べました。
党づくりの意義を職場に引きつけて議論するとともに、綱領と未来を「語る集い」の開催、「楽しく元気の出る」支部会議にする努力にもふれ、6千万労働者の中に強大な党をつくり、参院選・統一地方選挙の勝利をめざそうと訴えました。
討論で関西の大企業職場の代表は、青年労働者の自殺が相次ぐもとで、職場の改善に向けて「こんな職場をめざしています」と訴える、「私たちの職場綱領」リーフを作成。党の姿を伝え、「まったく同感だ」と歓迎が寄せられていると語りました。
関東の自治体職場では、切実な人員増要求を労組で取り上げ、3ケタの増員を実現させてきたと紹介し、労働者の信頼を獲得して、党員拡大につなげていると述べました。(山下副委員長の報告要旨)