2018年5月31日(木)
労働時間データに新虚偽疑惑
記入ルール逸脱7件
衆院厚生労働委員会で30日、「働き方改革」一括法案の「出発点」である労働時間データに新たな虚偽データ疑惑がみつかりました。
事業所の従業員1人の場合は、労働時間の「平均」と「最長」で同じ数字を重複記入することになっているのに、7件、別の数字が記入されていました。立憲民主党の尾辻かな子議員は、原本を精査するよう理事会への協議を求めました。
同一の調査票を二重に集計している疑惑が、前回の6件以外にも新たに見つかりました。立憲民主党の初鹿明博議員は、同じ業種で従業員数・残業時間などが不自然なほど一致するものがあると指摘。原票を理事会に提出するよう求めました。
日本共産党の高橋千鶴子議員は「データは法案の中心に関わる重要な内容だ。部分的な誤りはいいということにはならない」と強調しました。