2018年5月31日(木)
部活は自主を土台に
畑野議員 悪質タックル問題受け
衆院文科委
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日本共産党の畑野君枝議員は30日の衆院文部科学委員会で、日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で改めて注目を集めている部活動のあり方について質問しました。
この問題では29日に関東学生アメリカンフットボール連盟の規律委員会が調査結果を公表。コーチからの指示は相手をケガさせてしまえとの意図が込められていたなどの事実を認定しました。
畑野氏は、この結果をどう受け止めるかと質問。林芳正文科相は「事実認定は可能な限りの調査の結果。今後大学としての再発防止に期待する」と述べました。
畑野氏は、日大アメフット問題を考える上でも、学校における部活動の目的が何かを明確にする必要があるとして、文科省が2013年5月に出した「運動部活動での指導のガイドライン」で「生徒が主体的に自立して取り組む力の育成」の重要性が強調されていると指摘しました。
その上で畑野氏は「部活動は自治の力をはぐくむ取り組みだ。部活動の見直しでは、自治的・自主的な活動という観点を土台にすえるべきだ」と求めました。林文科相は「部活動は生徒の自主的・自発的参加によるもので、多様な学びの場として重要」だと答えました。