2018年6月2日(土)
コメどころ新潟守る
知事選 池田候補駆ける
戸別所得補償充実訴え
新潟県知事選(10日投票)の市民と野党の共闘の池田ちかこ候補は1日、魚沼、南魚沼両市などを駆け巡り、「コメどころ新潟の農業を守ろう」などと訴えました。
|
六日町駅前では、同日告示(知事選と同日投票)された県議補選の南魚沼市南魚沼郡区の、ひぐち秀敏候補と合流。ひぐち氏は「米どころの農家が安心して暮らせる県政を進めたい」と訴えました。
「私は農業者。先祖代々の棚田を夫と耕しています」と話を切り出した池田氏は、安倍自公政権が今年の稲作から生産調整達成者への直接支払交付金を廃止したことを批判。新潟県が独自に実施している戸別所得補償制度の充実を訴えました。
原発再稼働問題について池田候補は、政府の「エネルギー基本計画案」のもとで東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働圧力を強めてくるのが目に見えていると指摘。「その圧力を押し返すことができる知事を選ぶ大切な選挙。新潟のことは新潟で決めよう」と訴えると、大きな拍手に包まれました。
森ゆうこ選対幹事長・参院議員は「再稼働推進の安倍官邸言いなり知事でなく、本物の県民の代表を。官邸に物言う女性知事を」と呼びかけました。
魚沼市では大平悦子元市長(前衆院新潟5区候補)が応援演説。訴えを聞いた60代女性は「再稼働はだめ。事故が起こると命そのもの、仕事が奪われる。自民党に推された候補では信用できない」。コメ農家の女性(66)も「私たちのような小さな農家でもコシヒカリが作り続けられるよう、池田さんをぜひ知事に」と期待を寄せました。