2018年6月8日(金)
フランチャイズ加盟店協会20年
記念集会 健全な発展へ法整備求める
コンビニをはじめ、あらゆる業種のフランチャイズ(FC)加盟店主でつくる「全国FC加盟店協会」は7日、衆院第2議員会館で創立20周年記念集会を開きました。
同協会は「コンビニ・FC加盟店全国協議会」として1998年4月15日に発足しました。同協会によると、現在、FC産業は年間売り上げが25兆1千億円、加盟店舗数は26万3千店、FC関連で働く人は250万人以上といわれます。
集会では、FC本部に有利な契約や、事前の説明不足、24時間営業の強制、長時間労働・低収入などを問題視する店主らの声が会場から相次ぎました。
宮城県仙台市でコンビニを経営する庄司正俊会長は「FC本部と加盟店の力の差は明確。お互いの健全な発展のために、加盟店の不利を補填(ほてん)する法整備が必要だ」と述べました。
植田忠義事務局長は「本部と加盟店のトラブル解決に迫られるなかで、公正な取引のルールがないという現実にぶつかった20年間だった」と語りました。
参加者は、「フランチャイズ取引適正化法(仮称)」の法制化や、ロイヤルティー(本部への上納金)の引き下げ、営業時間や新事業の開始などは加盟店の合意を原則とすること―などを求めた決議を採択しました。
日本共産党の辰巳孝太郎参院議員があいさつしました。