2018年6月8日(金)

過労死遺族“論外です”

「働き方」改悪廃案に

（写真）「働き方改悪法案は廃案に」と訴える人たち＝７日、参院議員会館前

　全労連や全労協など幅広い労働組合でつくる雇用共同アクションは７日、参院議員会館前で「働き方改革」一括法案の徹底審議と廃案を求めて行動し、「過労死家族の声を聞け」「８時間働けば暮らせる社会を実現しよう」と訴えました。

　全労連の岩橋祐治副議長は、際限なく働かせる「残業代ゼロ制度」（高度プロフェッショナル制度）を批判し、労働者を無法地帯に追い込む法案は許されないと述べました。

　全労協の中岡基明事務局長は、現在でも裁量労働制のもとで亡くなる人がいると指摘。過労死を出さないために長時間労働を解決することこそ政府の責任だと述べ、法案の徹底審議を訴えました。

　日本共産党の山添拓参院議員は、一括法案に長時間労働の歯止めが全くないことが明らかになったと述べ、市民と野党の共同で徹底審議・廃案へ追い込もうと呼びかけました。