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日本共産党

2018年6月10日(日)

「働き方」法案 必ず廃案に

全労連 非正規労働者が全国交流集会

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(写真)非正規雇用労働者の運動を交流した集会=9日、東京都内

 処遇改善や無期雇用への転換など非正規雇用労働者の運動を交流しようと9日、「非正規ではたらくなかまの全国交流集会」が東京都内で開かれました。「真の同一労働同一賃金の実現へ『働き方改革』一括法案は必ず廃案にしよう」との特別決議を採択しました。主催は全労連非正規センターなど。前文部科学事務次官、前川喜平さんが記念講演しました。

 主催者あいさつした北口明代代表(全労連副議長)は、「人材活用の仕組み」の違いを理由に格差を温存する「働き方」法案について「同一労働同一賃金はまやかしだ」と強調。非正規の待遇改善と真の同一労働同一賃金、無期転換・正社員化を求めて声を上げようと呼びかけました。

 トークセッション(討論)で、さっぽろ青年ユニオンの代表は、最低賃金引き上げや全国一律制をめざしてコンビニ店員アンケートに取り組んだと報告。出版情報関連ユニオンでは、団体交渉をするなかで有休や慶弔休暇の実現、社会保険の加入を勝ち取ったと発言。郵政産業労働者ユニオンの代表は、格差是正裁判のたたかいについて発言しました。

 6労組がリレートーク。首都圏大学非常勤講師組合の代表は、早稲田大学で2000人の非常勤講師に無期雇用への転換が認められたと発言。格差是正、解雇撤回を求める争議団が紹介され、DNPファインの解雇・偽装請負争議で橋場恒幸さんが和解で解決したことを報告しました。


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