2018年6月15日(金)
放送大学を指導せよ
畑野氏 無期転換逃れ雇い止め
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日本共産党の畑野君枝議員は6日の衆院文部科学委員会で、放送大学が労働契約法の無期雇用転換を逃れるために契約5年以上の非常勤職員を雇い止めにしている問題で、文科省に指導を要求しました。
畑野氏が放送大学の役割についてただすと、同省の常盤豊生涯学習政策局長は「豊かな教養、実生活に即した専門的学習を深められるようテレビ、ラジオ、インターネットでの講座や、全国の学習センターでの面接も行っている」と紹介しました。
畑野氏は「放送大学のホームページには、学習センターで職員が入学相談に乗ってくれ、ひとり学習も乗り切れたと学生の声が載っている」として、非常勤職員が果たしてきた役割を強調。「無期転換逃れで、今年67人が雇い止めされ、62人を新たに雇用している」と告発しました。
林芳正文科相は「職員の雇用形態も労働関係法令に基づき適切に定めるべきものだ。厚労省、総務省と連携しながら、適切な対応がなされるよう伝えたい」と指導を約束。畑野氏は「経験ある職員がいなくなれば、十分に学生の相談に乗れなくなる。しっかり対応してほしい」と重ねて要求しました。