2018年6月17日(日)
世界に誇る築地守れ
市民がええじゃないか行進
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「オンリーワンの築地市場。世界に誇る日本の文化」―。東京都の築地市場(中央区)を豊洲新市場(江東区・東京ガス工場跡地)に移転する計画に反対する市民ら約60人が16日、新宿駅周辺で「築地でええじゃないか!行進」を行いました。築地市場を愛する市民連合、守ろう!築地市場パレード実行委員会などの呼びかけ。
参加者は囃子(はやし)太鼓や鉦(かね)を響かせ、英語や中国語で築地の良さを紹介するビラを配布しながらパレードしました。沿道の買い物客らはスマートフォンで行進を撮影し、手振りなどの反応を寄せました。
東京中央市場労組の中澤誠委員長がマイクを握り卸売市場が果たしている機能をアピール。移転について「10月11日の開場日までに引っ越すなんてことは不可能です。無理強いすれば大きな混乱が起こることは目に見えている」と訴えました。
行進に先立つ集会で、呼びかけ人の一人の浦邉力さんは「市場で公正な価格形成を保障する、卸売市場法が改悪されてしまった。築地市場にも関係する。この問題点も知らせていこう」と呼びかけました。
日本共産党から大山とも子都議が参加。「都議会で豊洲問題を最重点課題として取り上げる。『都民の食の安全と安心を守る』と公約した小池(百合子)知事に、公約を守らせよう」と述べました。