しんぶん赤旗

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日本共産党

2018年6月20日(水)

協定見直し確証なし

TPP11連合審査で 紙氏が追及

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(写真)質問する紙智子議員=19日、参院内閣農水連合審査会

 日本共産党の紙智子議員は19日の参院農林水産委員会・内閣委員会連合審査会で、米国を除く11カ国が署名したTPP11(環太平洋連携協定)の協定見直し規定について質問しました。

 茂木敏充TPP担当相は、TPPから米国が抜けたともとで、日本は関税割り当て、セーフガード(緊急輸入制限)措置を見直すことを閣僚会合の場で明確に伝え、「しっかり担保している。自信を持っている」と発言しています。紙氏は「担保」が確証できる裏付けがあるのかと追及したところ、茂木担当相は「閣僚会合の場で私から説明した」というだけ。紙氏は、確証できる根拠が示されなければ、国内手続きの前提が崩れると主張しました。

 紙氏は、牛肉等のセーフガードの発動数量は元のTPPで約束した発効時59万トンを容認したままだとして、米国がTPPから抜けたため輸入量の60万トンを超えても発動されない、セーフガードもまったく安心にならないと指摘。国民や自治体、農家からTPPへの懸念の声が出されているにもかかわらず、TPP11に突き進む日本政府の対応を「国民置き去りの姿勢が際立っている」と批判しました。


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