2018年7月14日(土)
原水爆禁止世界大会実行委員会のアピール
開催地広島をはじめ豪雨被害地に支援を
全国と世界の連帯で世界大会を必ず成功させよう
原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会が12日に発表したアピールを紹介します。
みなさん、原水爆禁止2018年世界大会を前にして、西日本を数十年に一度という集中豪雨が襲いました。被害を受けた方がたに心からお見舞いを申し上げます。
今回の豪雨災害により、14府県で200人が犠牲(7月12日現在)になるなど、中四国を中心に広範囲にわたって被害が出ています。いまも捜索、救援、復旧の努力が続いています。とりわけ、原水爆禁止世界大会の開催地である広島の被害は深刻です。全国的な緊急の支援を心からよびかけます。
現地では、「被爆地の運動としての責務をはたそう」と、被災地救援に全力を尽くすとともに、60周年を迎える国民平和大行進と原水爆禁止世界大会を成功させるために決意を新たにして奮闘しています。
世界大会実行委員会には、すでに海外の友人からもお見舞いが寄せられています。大会の開催を心配している方もいます。それだけに現地で奮闘されるみなさんと心を一つにして、全国と世界の友人たちの支援と連帯によって、今年の世界大会をなんとしても成功させなければなりません。私たちは、世界大会実行委員会に結集する中央諸団体と都道府県のみなさんが、被災地への支援を強めるとともに、世界大会成功のために尽力されることを心からよびかけます。
みなさん、20日後に迫った世界大会には、内外から大きな期待が寄せられています。それは、昨年の核兵器禁止条約、今年の米朝首脳会談と、非核と平和の激動的な動きをどう前進させるのか、その展望を示す大会となるからです。
大会には、核兵器禁止条約をリードしたアイルランド、オーストリア、メキシコ、キューバ、ベネズエラの政府代表とともに、アメリカやフランスなど核保有国からも反核平和組織の代表が多数参加します。朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和体制の構築を実現する市民社会の連帯をつくるために、韓国をはじめ多くのアジアの代表も参加します。今後の運動方向と展望について活発で充実した議論がおこなわれるでしょう。
「核の傘」から離脱し、核兵器禁止条約に参加する政府の実現をめざして、核兵器禁止条約を支持する共闘野党の代表とともに、「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」の共同代表が初めて大会に参加します。オール沖縄会議の代表も初めて大会に参加します。
世界大会まで残された20日間、これまで参加をよびかけていなかった団体・個人にも幅広く参加をよびかけ、大会を大きく成功させましょう。