2018年7月16日(月)
最低賃金いますぐ1000円に
引き上げ求め全労連など全国行動
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中央最低賃金審議会が今年度の最賃の引き上げ額を議論しているもとで15日、全労連などがよびかけた最低賃金の大幅引き上げと、ディーセントワーク(人間らしい働きがいのある仕事)の実現を求める行動が全国各地で取り組まれました。
東京・池袋では全労連、国民春闘共闘委員会、東京春闘共闘会議がサウンドデモを実施しました。参加者がラップにあわせて「最低賃金いますぐ上げろ」「どこでも、誰でも1500円」とコール。沿道から、青年が手をあげて応えるなど大きな注目を集めました。
デモに先立つ宣伝で、全労連の橋口紀塩事務局長代行が、現在の最賃額は水準が低すぎるとして、「いますぐ1000円を実現し、1500円をめざすべきだ」と強調。最賃の最高額と最低額の地域で格差が221円に広がっているとして、格差是正を訴えました。
各労組・団体の代表がマイクを握り、出版情報関連ユニオンの代表は、書籍の取次で働く非正規雇用は最賃額と同額の時給で、「昼食のワンコインは100円だ」と告発。エキタスの原田仁希さんは、1500円に上がれば何がしたいか、という問いに、「バイトを減らして勉強したい」「病院に行きたい」などの声が寄せられていると語りました。
宣伝では、西日本豪雨災害への救援カンパを呼びかけました。