2018年7月22日(日)
移転反対 築地市場営業権組合
加入業者100超、意見交換
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東京都築地市場(中央区)の豊洲移転(江東区)に反対する仲卸業者らが結成した築地市場営業権組合の加入者が100人を超えたことが21日、明らかになりました。同日開いた3回目の学習会で報告され、活発に意見交換しました。
ゲストとして参加した東北地区水産物卸組合連合会の菅原邦昭事務局長は「卸売市場法改悪阻止の力は、築地の営業権組合を大きくすることです」と激励しました。
講師の熊本一規明治学院大学名誉教授は「仲卸業の豊洲移転を決めることができるのは、営業権の権利者である業者だ」と述べ、参加者の質問にていねいに答えました。
宮原洋志共同代表は「組合員を増やして強い意志を持って築地に残る」と発言。村木智義共同代表は「年間90億円以上の赤字が出る豊洲移転に賛成できるわけはない。誰が赤字を負担するのか」と述べました。
参加者からは「私は豊洲に行く気はない。転職を考えなければならず、つらい」「レストラン経営者たちは、毒(土壌汚染)のある所には行きたくないと言っている」などの発言が相次ぎました。
建築エコノミストの森山高至、1級建築士の水谷和子両氏が豊洲新市場計画の致命的な欠陥を報告しました。