2018年7月28日(土)
黒星病リンゴ「3日で枯れ山」
青森・弘前 農家から要望聞く
紙参院議員
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日本共産党の紙智子参院議員は27日、リンゴの黒星病被害の実態を調査するため、津軽農民組合の協力を得て、青森県弘前市内のリンゴ園地を訪れ、被害農家から要望を聞き取りました。
黒星病は、リンゴの葉と実に黒色の小斑点が生じ感染する病気で、被害が広がると果実が商品として出荷できなくなります。
園地視察には、安藤晴美県議と斎藤美緒県書記長(参院青森選挙区予定候補)、リンゴ生産が盛んな津軽地区管内で活動する市町の党議員団が同行しました。
「葉に黒い線がついていると気づいたのは5月末。次の日には木の葉全体が真っ黒になり、3日後には枯れ山になってしまった。あっという間だった」。新規就農して4年目の男性(40)はガックリと肩を落とし、被害の様子を語りました。「被害が少なかった」と話す男性(62)。それでも園地の隅には、感染したリンゴが山のように積み上げられていました。「秋になると、また菌が飛散するので心配。薬剤費、散布費の支援をお願いしたい」と訴えました。
黒星病が初めて発生した1972年当時を知る男性(86)は「こんなに被害が大きいのは経験がない。なんとか助けてください」と訴えました。紙氏は原子さんの手を握り「きちんと国に声を届けます」と応えました。
この日、紙議員らは、青森県りんご協会、県りんご研究所も訪ね懇談。被害の実態、要望や課題について聞き取り、意見を交換しました。