2018年7月29日(日)
150万組織へ飛躍の2年に
全労連大会が閉会
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東京都内で開かれていた全労連の定期大会は28日、安倍改憲の阻止、8時間働けば普通に暮らせる社会の実現などをめざす運動方針を採択。議長に小田川義和氏、新しい事務局長に野村幸裕氏を選出して、閉会しました。
総括答弁に立った橋口紀塩事務局長代行は、要求実現や150万全労連をつくる組織拡大で「必ず飛躍をつくる2年間にしよう」と強調しました。
産別と単産が協力し安倍改憲に反対する「3000万人署名」の目標達成を訴え。「絶対に改憲発議をさせない」と述べ、さらなる取り組み強化を呼びかけました。
「全国最賃アクションプラン」の速度を上げ、2020年に全国一律の最低賃金制度を創設する法改正を実現させようと述べ、自治体請願や懇談など積極的な実施を訴えました。
労働法制改悪に反対し、働き方の実態調査などを進め、職場からディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を確立するたたかいを強調。組織拡大の「新4カ年計画」に基づいて、「産別と地方が総がかりで、何としても増勢にするために奮闘しよう」と訴え。11月の沖縄県知事選にすべての組織が全力をあげて取り組むことを呼びかけました。
大会後の会見で小田川議長は「時代の変化に向き合った運動を確認できる大会だった」と述べ、今後の実践に全力をあげると強調。「次にバトンをつなげる基盤づくりのための2年間になる」と話しました。
小田川議長を再任 新事務局長に野村氏
全労連定期大会で、選出された新役員は次の通りです(敬称略)。▽議長=小田川義和(再)▽副議長=岩橋祐治(再)、荻原淳(再)、川辺和宏(再)、北口明代(再)、長尾ゆり(再)、橋口紀塩(新)、三木陵一(再)、森田しのぶ(再)▽事務局長=野村幸裕(新)▽事務局次長=黒澤幸一(新)、布施恵輔(新)、渡辺正道(再)