2018年8月5日(日)
農業つぶしを批判
紙、岩渕氏らJA北海道と懇談
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TPP(環太平洋連携協定)11や日欧経済連携協定(日欧EPA)に不安と怒りが広がる中、日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員と、はたやま和也前衆院議員は3日、札幌市のJA北海道中央会を訪れ、飛田稔章会長と懇談しました。
「貿易は大切だが、なぜ農業を犠牲にするのかと私は言い続けてきた」と飛田会長。「豪州の農地面積は日本より2桁も違う」と述べ、「成長産業化」を旗印に競争力強化ばかり押しつける安倍政権の農業つぶしのやり方に反論しました。
国が農業への影響評価を示さないことも話題になりました。
紙氏は「道内の乳製品への影響がどうなるか、生産者からの不安の声をしっかり受けとめ、日欧EPAやTPPそのものをやめるべきです」と語ります。
はたやま氏は自らの国会論戦を振り返りつつ、「食料と地域を守るための骨太の議論をしなければなりません」と決意を述べました。
安倍政権が狙う農協解体について「各JAで危機感が強い」と飛田会長。紙氏は「現場を見ない農協つぶしを食い止め、日本農業の発展へまともな政策が進められるよう、JAや農家のみなさんと力を合わせていきます」と表明しました。