2018年8月6日(月)
自分にできることは
高校生平和集会 学び語り交流
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「核兵器と戦争のない21世紀を~学び語り交流しよう」を合言葉に、全国高校生平和集会(主催・実行委員会)が5日、広島市内で開かれました。45回を迎える今回は、各地から160人の高校生と教職員が参加しました。
開会全体会では、被爆教職員の会会長の江種祐司さん(90)が、17歳のとき、広島師範学校本科(現・広島大学教育学部)1年で被爆した状況を写真や地図も使って生々しく話しました。
広島高校生平和ゼミナール実行委員会の代表が基調報告し、戦争の悲惨さ、被爆者の思いと祈りを受け継ぐと表明。核兵器禁止条約と米朝首脳会談など朝鮮半島非核化の流れを紹介し、「国際情報も自分と関係のないこととしてとらえず、自分たちにできることは何なのかを考えよう」と呼びかけました。
特別報告では、沖縄県から参加した高校2年生が、大浦湾を米軍基地にするなと活動していると語りました。高知県の幡多ゼミナールの代表は、ビキニと長崎で二重被ばくした元乗組員への聞き取り活動と、DVD「核被災と核兵器禁止条約」を紹介しました。
各地の高校生が次々にマイクを握りました。東京高校生平和ゼミナールの代表は、「ヒバクシャ国際署名に力を入れています。若者の聖地・原宿で100人から署名をもらうまで帰らないとの企画ですすめている」と話しました。