2018年8月9日(木)
長崎被爆 きょう73年
平和式典に国連総長 初出席
死没者新たに3511人
長崎は9日、「原爆の日」を迎えます。73年前の午前11時2分、長崎の上空でさく裂した1発の原子爆弾によって、7万人以上の命が奪われました。今も多くの人々が放射能に対する不安と、後障害による苦しみの中にいます。
長崎市ではこの日、平和式典などが行われ、犠牲者を追悼するとともに、核兵器廃絶の願いに包まれます。今年の平和式典には国連のグテレス事務総長が出席。長崎の式典への国連事務総長の出席は初めてです。
国連で核兵器禁止条約が採択されて1年。いまだに署名・批准を拒む日本政府に怒りの声が高まっています。長崎では「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」が、禁止条約の一日も早い成立を目指し、県有権者の半数に当たる50万人を目標に「ヒバクシャ国際署名」に取り組んでいます。署名は8月1日現在で28万6826人分が寄せられました。
この1年で新たに亡くなった長崎の被爆者は3511人。原爆死没者は合わせて17万9226人となりました。