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2018年8月27日(月)

生きづらい社会変えたい

母親大会閉幕 “子ども・命守る”

 高知市で開かれていた「第64回日本母親大会in高知」は26日、教育やくらし、人権や平和など多彩なテーマで分科会を開き、閉会しました。


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(写真)親子のふれあい遊びに目を輝かせる子どもたち=26日、高知市

 子どもや若者の生きづらさをテーマにした分科会「子どもの心によりそって」には、150人が参加。「自己肯定感」の大切さを説く臨床心理学者、高垣忠一郎さん(京都教育センター代表)が助言者として発言しました。

 高垣さんは、「子どもは学校でも社会でも見られ、評価されることばかりで、自分たちの思いを表現する機会や場所が少ない」と語り、親も子も、お互いに自分の心を大切にして向き合ってほしいと話しました。

 会場からは「子どもが不登校になり、心が折れそうになったけれど、周りの人たちが助けてくれて育てられた」「子どもたちが生きづらい社会や政治がある。声をあげて変えていきたい」など、子育ての苦労や悩み、社会を変える意気込みなどを交流しました。

 岡山市から参加した、3人の子どもを育てる女性(42)は、「子どもを真ん中にして、同じ思いをもった仲間が全国からつながり、感動しました。子どもを守りたい、命を守りたいという母親の心の奥底からわきあがる思いが母親運動の原点だと改めて思いました」と話しました。

 日本母親大会は、2日間でのべ8300人が参加。来年の日本母親大会は静岡で開かれます。


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