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2018年8月28日(火)

危険なブロック塀 半数以上

大阪29市町の小中学校 共産党府議団が調査

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(写真)大阪北部地震で小学生が犠牲になったブロック塀倒壊の事故現場=大阪府高槻市

 大阪府内の29市町で、全小中学校のうち安全性に問題のある危険なブロック塀が現存する学校が半数以上に上ることが、27日までに明らかになりました。10日に文部科学省が公表した学校ブロック塀安全点検結果にもとづき、日本共産党大阪府議団が独自に調査したものです。

 豊中市で全59校中56校、吹田市で54校中46校、松原市で22校中19校などをはじめ、府内の半数近くの小中学校で危険ブロック塀が残っています。

 危険ブロック塀の総延長は、「調査中」としている大阪市を除いても府内合計で約83キロ、うち豊中市と堺市は約14キロあります。

 安全性に問題がないものも含め全小中学校のブロック塀を撤去する箕面(みのお)市など、各市町村は安全対策を講じていますが、八尾市など対策を来年度以降としている市町村もあります。


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今すぐ安全確保を

 宮原たけし党府議団長の話 大阪北部地震の際に、私の地元の高槻市で、危険な学校ブロック塀のために小学生が犠牲になりました。半数近くもの学校で危険ブロック塀がある現状は重大です。先日、そのための予算措置を国に求めたところ、文科省は「来年度予算の概算要求に盛り込む」と回答しました。

 高槻市はすでに学校ブロック塀撤去・改修を進めていますが、地震以降ならさかのぼって補助対象にすることも文科省は同意しました。大阪府も直ちに緊急補助を行うなど、国・府・市町村が協力し、今すぐ府内すべての学校と通学路の安全を確保するべきです。


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