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2018年9月2日(日)

ミサイル基地撤回を

井上氏ら配備反対過半数に

石垣 きょう市議選告示

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(写真)手を振る井上候補(左)

 陸上自衛隊ミサイル基地配備計画の是非が大きな争点となっている沖縄県石垣市議選(2日告示、9日投票)で、日本共産党は、配備ストップを掲げる井上みち子候補(65)=現=の再選を勝ち取り、配備を阻止しようと訴えています。

 中山義隆市長が7月に受け入れを表明した配備予定地の半分を占める市有地の売却には議会の承認が必要です。定数22で現在、市長支持が11氏、反対・中立が11氏と拮抗(きっこう)。立候補予定は前回より1人多い30氏で、予定地への配備に反対するのは11氏です。

 どの陣営も、地縁・血縁関係者を中心に支持固めを進めており、「共産党は組織があるから大丈夫」との共産党落としを進めています。党支部・後援会は「短期間で一気にこの状況を打開しなければ。一人ひとりの力がどうしても必要」と奮起を促しています。

 井上候補は、辺野古新基地建設に反対した翁長雄志知事の遺志を継ぐとともに「平和な島にミサイル基地はいらないという議員が議会で過半数を占めれば、配備を止めることができます」と訴え。さらに小中学校の教室へのクーラー設置がこの4年で8倍になったが、まだ設置率は43・3%であり、一刻も早い設置率100%へ全力を尽くすと表明。県内で2番目に高い国保税や介護保険料の引き下げの公約も広げています。

 8月31日の朝宣伝で元高校教師の男性(67)は「普天間基地や辺野古新基地の問題にふれていない教科書を子どもたちに届けている市長にきちんとものが言えるのは井上みち子さんだけです」と強調しました。

 井上候補への支持を呼びかけている元教育長の女性(73)は「市長は市民に背を向け基地を容認した。基地反対の候補の全員当選、とりわけ反戦平和を貫き通した共産党を伸ばしたい」と期待を込めました。


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